◆富士河口湖の旅 其の弐⇒富士河口湖温泉郷・河口湖界隈散策
◆富士河口湖の旅 其の参⇒忍野八海散策
忍野八海について紹介したいと思います
◆忍野八海とは…
霊峰富士から約80年の年月をかけて湧き出てくる8つの泉。
以前は忍野村は宇津湖という1つの湖でしたが、富士山の噴火による溶岩流で山中湖と分断されました。
その後、枯渇などで湧水を持つ8つの泉になる、それが今の忍野八海である。
「神の泉」と呼ばれる8つの泉にはそれぞれ八海伝説というものがあり、現代まで言い伝えられている。
現在は、国の天然記念物に指定され、さらに全国名水百選・新富岳百景にそれぞれ選定されている。
◆第一霊場・出口池(でぐちいけ)
「あめつちのひらける時にうこきなき おやまのみつの出口たうとき」
八海めぐりの第一霊場として難蛇竜王が祀られている出口池。
出口池は、他の池と1.2キロ離れた忍草部落の出口に位置するところに湧き出ている。
「清浄な霊水」と呼ばれ、富士登山の行者や道者たちはこの水でけがれを祓って登山したという。
また、この水を携えることで無事に登山できるといわれ、堅く信じられてきたことから精進池ともいった。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草3483の2
膳棚経由路線バス(御殿場行など)出口池バス停最寄り徒歩5分。
〔出口池画像(めぐろ川♂撮影)〕
◆第二霊場・お釜池(おかまいけ)
「ふじの根のふもとの原にわきいづる 水は此の世のおかまなりけり」
八海めぐり第二の霊場として祓難蛇竜王が祀られているお釜池。
出口池からバス通りを歩き、大橋バス停で川沿いに忍野八海方面に少し入るとたどり着きます。
昔、この池の畔にあった家に年老いた父親と2人の美しい娘が住んでいた。
父親は百姓をし、娘たちは裁縫や洗濯をしていた。
ある日、妹娘が洗濯をしていると突然ヒキガエルが1匹あらわれて強引に水中に引き込んだ。
それを知った姉娘は、泣き叫んで近所の人たちの助けを求める。
畑仕事に出ていた父親を呼んで妹娘の救出をはかったが、娘はかえらず、遺体は浮かんでこなかった。
それ以来、父親と姉娘は命ある限りお釜池の畔にある家にとどまり不幸な妹娘の冥福を祈り続けたという。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草111の2
膳棚経由路線バス(御殿場行など)大橋バス停下車すぐ。
〔お釜池画像(めぐろ川♂撮影)〕
◆第三霊場・底抜池(そこなしいけ)
「くむからにつみはきへなん御仏の ちかひぞふかしそこぬけの池」
八海めぐり第三の霊場として紗迦羅竜王が祀られている底抜池(そこなしいけ)。
忍野八海の中では唯一、私有地内にある湧水のため、資料館入館料300円が必要となる。
私は省いてしまいました、申し訳ございませんwww
器物や野菜を洗う時、誤って手を離すと渦に巻き込まれて行方不明となり探しても見つからないといわれ、
失われた物は池の底の穴を潜ってお釜池に浮かび上がってくるといわれた。
以来、このような事が度々あった為、村の人たちはこの池で物を洗うことを神様が嫌っているのだと広まり、
村人は恐れていると伝えられている。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草
お釜池より忍野八海中心へ向かう。銚子池や濁池と隣接する。
◆第四霊場・銚子池
「くめばこそ銚子の池もさはぐらん もとより水に波のある川」
八海めぐり第四の霊場として和脩吉竜王が祀られている銚子池。
昔、ある家の花嫁が厳粛な結婚式の最中オナラをした。
その音がすごく大きかったので、包み隠すことが出来ず、年若い初心な花嫁はこれを深く恥じ、
結婚式の席にいたたまれず、隙を見て席を抜け出し銚子を抱いてこの池に身を投げた。
その後、花嫁の履いていた草履が池の水面に浮かんできた。
そして時折美しい女の姿が生きているように池の底に映って見えることもあったといわれている。
この悲しい伝説がもととなり、今日では縁結びの池として伝えられている。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草266の3
〔銚子池画像(めぐろ川♂撮影)〕
◆第五霊場・湧池(わくいけ)
「いまもなほわく池水に守神の すへの世うけてかはれるぞしる」
八海めぐり第五の霊場として徳叉迦竜王(八大竜王の一神)が祀られている湧池。
昔、富士山が噴火した時、人々は焼け付くような熱のため大変苦しんだ。
そして喉の渇きや人家の火事、野火を消すためにと、人々が水を求めて叫ぶ声が天地の間に広がった。
この時、天の一方に大変美しい声で…
「私を信じなさい。そして、永久に私を敬うならば、私がみんなに水を与えよう」といわれた。
この声は「木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)」で、その後まもなく溶岩の間から水が湧き出し池となった。
人々はこの池を「湧池」と呼んで、これを飲料水や水田に用いて今日に至っている。
透き通った青い底は遥か低く見え、溶岩が顔を出している。
忍野八海の中心地をなし、隣りの池本茶屋では池を見ながら美味しいソバを堪能できる。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草361の2
〔湧池画像(めぐろ川♂撮影)〕
◆第六霊場・濁池(にごりいけ)
「ひれならす龍の都のありさまを くみてしれとやにごる池水」
八海めぐりの第六の霊場として阿那婆達多竜王が祀られている濁池。
春には濁池から流れ行く川の両岸に桜が咲き乱れ、池としての景観は最高に良い。
私もこの池を中心に夢中でシャッターを切ったものだ。
また、隣りの湧池や人工池と並んで忍野八海の中心地を形成し、土産物屋や茶屋で観光客が賑わう。
この池は、もとは澄んだ水を湛え飲料水となっていた。
ある日、乞食のようなみすぼらしい行者が来て、池の地主の軒先に立って一杯の水を求めた時、
その家の老婆が無愛想に断ったので、この池は急に濁ってしまったといわれている。
またこの濁り水を器に汲み取れば澄んだ水に変わるという。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草269の2
〔濁池画像(めぐろ川♂撮影)〕
◆第七霊場・鏡池(かがみいけ)
「そこすみてのどけき池はこれぞこの しろたへの雪のしづくなるらん」
八海めぐりの第七霊場として麻那斯竜王が祀られている鏡池。
ゴミが浮き、水は濁り湧き出る水もほんのわずかであり止まることもある。
あまりにも八海っぽくなく、スルーしてしまうところでした(汗)
池の水は濁った水だが、逆さ富士の姿がはっきり映るのでこの名がつけられた。
また、この池の水は全ての事の善悪を見分けるといわれ、部落内になにかもめ事が起きて、
事のおさまりを図ろうとする時は、争っている双方が池の水を浴び、身を清めて祈願した。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草339の2
〔鏡池画像(めぐろ川♂撮影)〕
◆第八霊場・菖蒲池(しょうぶいけ)
「あやめ草名におふ池はくもりなき さつきの鏡みるここちなり」
八海めぐり最後の第八霊場で優鉢羅竜王が祀られている菖蒲池。
沼化し、藻や萱が生い茂っており、菖蒲の群生も過去の話となりつつある。
昔、この池の近くに仲の良い若夫婦が住んでいた。
ところが不幸にも夫が肺病にかかり、妻はできるだけの力を尽くして食事や医薬の世話をしてやったが、
夫の病は重くなるばかりであった。
妻はもう神仏に助けを求める以外にないと考え、この池の水を浴びて身を清め、一心不乱に祈願した。
すると、ちょうど37日目に…
「池の菖蒲をとって夫の身に巻けば、夫を苦しめている病魔は必ず退散する」という神のお告げがあった。
妻はお告げのとおりにしてやると、重病だった夫の病も日増しに熱が下がり、
食べ物も食べられるようになり起きて出歩くようになり、一ヶ月経たないうちに全快したといわれている。
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草444の2
路線バス忍野八海入口バス停から歩いてすぐ。
〔菖蒲池画像(めぐろ川♂撮影)〕


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